星は空の彼方、月よりも遠く

晴観雨作、晴れたら星空観望、降れば望遠鏡工作、永遠のビギナーを抜けられず、日々悶々としています。

May 2017

 金星はもうすぐ(今週末)西方最大離角になります。この時、金星を軌道の接線方向から見ることになるのでちょうど半月状の欠け具合になります。
 
 撮影した時はちょうど日の出の時刻となっていましたが、金星はまだ十分に明るく見えていました。
 
 さて、今回は、画像のスタックにAutoStakkert!2と言うものを使用してみました。
このソフトの使い方は以下のURLなどに紹介されています。

http://urbansky.sakura.ne.jp/autostakkert2.html 

 
なお、Autostakkert!2をインストールしたのと同じフォルダにFFmpegというソフトの実行ファイルを入れておくと、Autostakkert!2だけでは読み込めない動画ファイル(MOVなど)も読み込めるようになります。EOSの動画モードで作成されるファイルも大丈夫でした。これまで、JPG画像を抽出してからRegistaxでスタックしていたのですが、楽になります。スタックの仕方も若干わかりやすいように思います。ただし、中間的に生成されるAVIファイルが、元のファイルの百倍近い大きさ(例えば21Mb1.7Gb)になってしまうのでそのまま保存しないほうが良い(手動で削除)と思いました。
 
 また、画像処理(細部強調)機能は簡単なものしか付いていないので、必要に応じてRegistaxWaveletフィルター等の処理をすることにします。
 
 得られる画像の良し悪し比較?は、まだ良くわかりません。
 

イメージ 1

金星(視直径:25.4秒、位相:-93°)
20170530043316秒から64.9秒間撮影
感度:ISO100、シャッター速度:1/400sec
望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)2xTeleplusPRO300
架台:AZ-EQ6GT恒星時駆動
カメラ:EOS60Da(クロップ動画モード:640x480ピクセル)
フレームレート:59.94fps
画像処理等:EOSの動画ファイルをAutoStakkert!2で良像20%自動選択してスタック、Registaxwavelet処理、PSEでレベル・彩度等調整
赤道儀:AZ-EQ6GT恒星時駆動放置
トリミング:190x190ピクセル(約2′角)
 
 
20170530_04h37m44s68_1000_ISO100RT2
 
オマケ画像
イメージ 2
日の出直後の太陽
撮影時刻:20170530043744
露出時間:1/1000秒(ISO1001枚撮りのみ
トリミング:3315x33315ピクセル(約35秒角)
その他は上記の金星とほぼ同じ
 
 
 
 
 

 引き続きC11XLT2倍のテレプラスPro300を併用して、合成焦点距離5600mmにして撮影しています。ピント、画像処理などまだ難しいです。試行錯誤中です。ノイズ低減したら縁がボケてしまいました。
 今回の2枚の撮影時刻には約2時間の差があります。木星の自転周期は約9時間56分なので70°以上回転してしまっています。
 見えにくいですが、2枚めの画像の左上にはエウロパが写っています。
 
イメージ 1


木星(中央子午線347.30°(体系Ⅱ))(正立像)
中央子午線 体系I: 228.83°、II: 347.30°、III:118.07°
20170522202236秒から63.2秒間撮影
視直径:41.7
Cartes du Cielによる)
 
イメージ 2


木星(中央子午線59.82°(体系Ⅱ))(正立像)
中央子午線 体系I: 301.98°、II: 59.82°、III: 190.62°
20170522222301秒から62.5秒間撮影
視直径:41.7
Cartes du Cielによる)
 
(共通データ)
望遠鏡:C11XLTD=280mmFL=2800mm)+2xTeleplusPRO300
カメラ:EOS60Da(クロップ動画モード:640x480ピクセル)
露出時間:1/60sec
感度:ISO640
フレームレート:59.94fps
画像処理等:撮影した動画ファイルから抽出したJPGファイル約2000フレームから、Registaxで約400フレームを自動選択してスタック、wavelet処理、PSEでレベル・彩度等調整
赤道儀:AZ-EQ6GT恒星時駆動
トリミング:380x380ピクセル(約1′角)
 
 

 金星は暁の空に輝いています。黄道の傾きの関係で空が明るくなっても高度はあまり高くなりません。可視光ではほとんど模様も見えないのですが、満ち欠けの様子がわかります。日に日に地球から遠ざかって、小さくなってゆきます。
 6月初めに西方最大離角となり、ちょうど下弦の月のような欠け具合になるはずです。
 
イメージ 1

視直径:29.2秒、位相:101°

20170519041955秒から47.2秒間撮影
感度:ISO100、シャッター速度:1/320sec
 

イメージ 2

視直径:28.5秒、位相:100°
20170521035758秒から62.7秒間撮影
感度:ISO100、シャッター速度:1/160sec
 
(共通データ)
望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)2xTeleplusPRO300
架台:AZ-EQ6GT恒星時駆動
カメラ:EOS60Da(クロップ動画モード:640x480ピクセル)
フレームレート:59.94fps
画像処理等:JPG画像を抽出し、Registax2000フレーム中401フレームを自動選択してスタック、wavelet処理、PSEでレベル・彩度等調整
赤道儀:AZ-EQ6GT恒星時駆動放置
トリミング:190x190ピクセル(約2′角)
 
 
 
 
 
 

 C11XLT2倍のテレプラスPro300を併用して、合成焦点距離5600mmにしてみました。ピクセルサイズと分解能を考えるともう少し拡大したほうが余裕があるかもしれません。暗くなるので感度を上げており、画面がややざらついた感じになってしまいました。
 
イメージ 1

木星(中央子午線104.36°(体系Ⅱ))(正立像)
視直径:41.9
中央子午線 体系I: 331.14°、II: 104.36°、III: 234.63°
Cartes du Cielによる)
 
20170520215744秒から64.7秒間撮影
望遠鏡:C11XLTD=280mmFL=2800mm)+2xTeleplusPRO300
カメラ:EOS60Da(クロップ動画モード:640x480ピクセル)
露出時間:1/60sec
感度:ISO800
フレームレート:59.94fps
画像処理等:Registax2000フレーム中401フレームを自動選択してスタック、wavelet処理、PSEでレベル・彩度等調整(自動カラー調整)
赤道儀:AZ-EQ6GT恒星時駆動放置
トリミング:380x380ピクセル(約1′角)
 
 

明け方の月です。少しモヤっているようです。朝霞? 日中は真夏並みになってきました。夜になると結構結露します。
月は、あまり高度が高く有りません。地上の風景となんとなく調和していますが、刻一刻と空の明るさが変わるので、そちらの方はうまく撮影できませんでした。

月面は下弦を過ぎて、ガッサンディ、アリスタルコスなどが見頃でしょうか。なお、20日の朝は晴れていたのですが、うっかり寝過ごしてしまいました。

 

イメージ 1

月齢:24.275AL107PH+2xTeleplusPRO300

20170521035300
月の位相:291.372°、月の輝面比:31.779
月の地心距離:378,576km、平均との比率:98.485%、月の高度:26.933°
 
 

 

イメージ 2

2017/05/21_03:53:00の月の自転軸(中央標準時 ΔT=68s

月の自転軸の北極方向角:-24.676°
地球から見た月面中点の月面緯度:2.496°、月面経度:-7.810°

太陽から見た月面中点の月面緯度:-1.52°、月面経度:-119.00° 

20170521_03h52m21s74_30_ISO400reg142%404wl03AATR.jpg
 

撮影日時:20170521035230ころ(画質JPG(L)45秒間の高速連写2回)

露出時間等:1/30秒(ISO400)で404枚位撮影し、Registax142枚を自動選択してスタック合成
望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)2xTeleplusPRO300
架台:AZ-EQ6GT放置駆動
カメラ:EOS 60Da、高速連写モード撮影
画像処理:Registaxでスタック・wavelet処理、PSE等でレベル・彩度調整等
トリミング:3315ピクセルx3315ピクセル(約35'×35'
場所 自宅スカイバルコニー観測所

その他

 
 

 C11XLTを使用していますが、今ひとつ細部が見えません。大赤斑(GRS)が見えています。
 

 
イメージ 1

木星(中央子午線°(体系Ⅱ))(正立像)
視直径:42.0
中央子午線 体系I:146.70°、II:287.78°、III:57.77°
Cartes du Cielによる)
 
20170519211429秒から61.0秒間撮影
望遠鏡:C11XLT直焦点(D=280mmFL=2800mm
カメラ:EOS60Da(クロップ動画モード:640x480ピクセル)
露出時間:1/60sec
感度:ISO200
フレームレート:59.94fps
画像処理等:Registax2000フレーム中701フレームを自動選択してスタック、wavelet処理、PSEでレベル・彩度等調整
赤道儀:AZ-EQ6GT恒星時駆動放置
トリミング:380x380ピクセル
 
 

 木曜の夜ですが、久しぶりに晴れました。初めてになりますが、C11XLT直焦点で木星を撮影してみました。準備の都合でASIカメラではなくEOS60Daの動画モードで撮影してスタック処理しました。
なかなか思うようにきれいには写りませんね。光軸、ピント、気流、振動など、様々な要因がありますが検討してゆきたいと思います。
 
イメージ 1

木星(中央子午線149.74°(体系Ⅱ))(正立像)

中央子午線 体系I:1.13°、II:149.74°、III:279.46°

視直径:42.1
Cartes du Cielによる)
 
20170518213443秒から50.1秒間撮影
望遠鏡:C11XLT直焦点(D=280mmFL=2800mm
カメラ:EOS60Da(クロップ動画モード:640x480ピクセル)
露出時間:1/80sec
感度:ISO250
フレームレート:59.94fps
画像処理等:Registax2000フレーム中711フレームを自動選択してスタック、wavelet処理、PSEでレベル・彩度等調整
赤道儀:AZ-EQ6GT恒星時駆動放置
トリミング:380x380ピクセル
 
 

久しぶりに晴れました。下弦直前の月です。湿度が高いです。望遠鏡付近で湿度96%でした。うっかりすると結露してしまいます。あまり温度順応は出来ずに撮影してしまいました。既に空が明るくなってきて青空なので、色調補正がうまく行っていません。難しいです。

 秤動は左側が普段見え難い部分までかなりこちらに向いています。よく見てみましょう。

 

イメージ 1

月齢:22.290AL107PH+2xTeleplusPRO300

20170519041500
月の位相:267.405°、月の輝面比:52.264
月の地心距離:390,275km、平均との比率:101.528%、月の高度:37.236°
 
イメージ 2

2017/05/19_04:15:00の月の自転軸(中央標準時 ΔT=68s

月の自転軸の北極方向角:-21.159°
地球から見た月面中点の月面緯度:-0.418°、月面経度:-7.475°

太陽から見た月面中点の月面緯度:-1.54°、月面経度:-94.75°   

 
20170519_04h14m58s39_60_ISO400reg132%376wl03AA.tif

撮影日時:20170519041500ころ(画質JPG(L)45秒間の高速連写2回)

露出時間等:1/60秒(ISO400)で376枚位撮影し、Registax132枚を自動選択してスタック合成
望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)2xTeleplusPRO300
架台:AZ-EQ6GT放置駆動
カメラ:EOS 60Da、高速連写モード撮影
画像処理:Registaxでスタック・wavelet処理、PSE等でレベル・彩度調整等
トリミング:3315ピクセルx3315ピクセル(約35'×35'
場所 自宅スカイバルコニー観測所

その他

 

 
観測結果観測地:36.06xxN140.11yyE
 潜入1232954.637秒(JST)(誤差:推定0.05秒)
 潜入2233004.341秒(JST)(誤差:推定0.005秒)
 
 
 
3ヶ月前の215日深夜過ぎの時は暗縁出現でしたが、今回は暗縁潜入です。
 
事前にCartesDuCielでシミュレートしてみたところでは、2重星であることを無視すれば潜入予定時刻は232959秒ごろのはずでした。その前5秒、後5秒のようになりました。
 
前回2月のときは、約3秒以下の間隔で出現しましたが、今回は10秒位になりました。2重星の方位角と、月縁の角度、移動方向等の影響ということでしょう。
 
今回の観測方法は、これまでに改良を重ねてきたものですが、ASI071MC-Cで得られる動画像に、GPS-PPS同期のLED発光のタイムマーク及び正分パルスLED発光のタイムマークを記録し、Limovieで解析する方法です。
記録はSharpCapを用いており、200x100ピクセルでRAW8ビット、およそ293fpsで、SER形式で保存しました。なお、SharpCapのタイムスタンプ機能で、各フレームの撮影時刻(PC内部時計基準)が1ミリ秒単位で描画されています。
望遠鏡はいつものAL107PHの直焦点です。
 
 今回はGPS-PPS信号が時々途切れるという問題はありませんでした。また、改良ポイントの正分パルスLEDの発光の記録も問題ありませんでした。
 
 
 
さて、実際に記録されたデータですが、まず、正分LEDは、PC時計基準で2959.807秒から59.912秒のフレームに発光が記録されていました。
 
正分LED発光開始(59.807秒)

イメージ 1

 
正分LED発光終了(59.912秒)
 
イメージ 2

 

 

また、GPS-PPS同期のLEDの発光は、毎秒0.885秒前後のフレームに記録されていましたので、記録されているPC時計基準の時刻に+0.115秒の補正をすることにしました。なお、正確には、ローリングシャッター効果を考慮してスキャン速度や画像中の位置による補正もしたほうが良いのですが、およそ3ミリ秒以下の話になるので、とりあえず無視しています。

 

GPS-PPS同期LED発光の例(開始フレーム:x.883秒)

イメージ 3


(同終了フレーム:x.887秒)

 

イメージ 4

 

 Limovieで明るさを解析すると下図のようになります。
イメージ 5


 

横軸は、補正後の232949秒から3007秒までの範囲を表示しています。縦軸は任意スケールです。正秒(x.000秒)毎にスパイク状のデータが記録されていますが、これはGPS-PPS同期LEDの発光がオーバーラップされている影響です。

 

 二重星なので、2954.5秒付近と、3004.3秒付近の2段階に減光している様子がわかります
 
 
最初の減光の様子は以下の通りです。

 
イメージ 6

 大気のゆらぎのせいか、減光は緩やかになっています。54.637秒±0.05秒くらいでしょうか。ちょっと残念なグラフです。
 
 
 
 次の減光の様子です。

 
イメージ 7

こちらは、もう少しはっきりとしています。3004.341秒±0.005秒くらいですね。
 
 
 
【今回の問題点】
 月面の明るい部分が視野に入り、画面上で秒表示部分が飽和して読み取れなくなってしまい、見た目がわかりづらくなってしまいました。SER形式では各フレームごとの撮影時刻が別途データとして記録されているので、実質的には問題ないのですが、画像を印刷したりする時、わからなくなってしまうのが残念です。次回からはフレーミングする時にそのあたりも考慮してカメラアングルを決めたいと思います。
 
 
 
(備考)
ASI071MC-Cの設定

[ZWOASI071MC-Cool]

DebayerPreview=On

Pan=2372
Tilt=1592

OutputFormat=SER file

Binning=1

CaptureArea=200x100

ColourSpace=RAW8

HardwareBinning=Off

TurboUSB=80(Auto)

Flip=None

FrameRate Limit=Maximum

Gain=426
Exposure=0.00308

TimestampFrames=On

WhiteBal (B)=88

WhiteBal (R)=41

Brightness=36
Gamma=45
Temperature=28.6

CoolerPower=0

TargetTemperature=3

Cooler=Off

AutoExp Max Gain=300

AutoExp Max Exp=30

AutoExp Max Brightness=100

MonoBin=Off

AntiDew Heater=Off

SubtractDark=None

DisplayBrightness=1

DisplayContrast=1

DisplayGamma=1

 
 
(参考)

Limovie



夕方少しだけ雷雨があり、その後晴れたものの、モヤッとした感じが残っています。スカイバルコニーは露天なので、夜は床が乾きにくいです。気流状態もそれほど良くはなく中程度の画像になりました。

 

イメージ 1

月齢:11.074AL107PH+2xTeleplusPRO300

20170507230400
月の位相:142.977°、月の輝面比:89.920
月の地心距離:397,419km、平均との比率:103.387%、月の高度:46.475°
 

 

イメージ 2

 

2017/05/07_23:04:00の月の自転軸(中央標準時 ΔT=68s

月の自転軸の北極方向角:24.209°
地球から見た月面中点の月面緯度:-4.268°、月面経度:4.984°

太陽から見た月面中点の月面緯度:-1.54°、月面経度:41.98°     

 

撮影日時:20170507230400ころ(画質JPG(L)45秒間の高速連写2回)

露出時間等:1/100秒(ISO250)で428枚位撮影し、Registax150枚を自動選択してスタック合成
望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)2xTeleplusPRO300
架台:AZ-EQ6GT放置駆動
カメラ:EOS 60Da、高速連写モード撮影
画像処理:Registaxでスタック・wavelet処理、PSE等でレベル・彩度調整等
トリミング:3315ピクセルx3315ピクセル(約35'×35'
場所 自宅スカイバルコニー観測所

その他

 
 

 今夜は気流状態が良いようです。少し細かなところまで見えているような気がします。右端に大赤斑(GRS)が見えています。ちょっとギリギリです。
 
 
イメージ 1

木星(中央子午線330.6°(体系Ⅱ))(正立像)
中央子午線

 体系I: 82.6II:330.6III: 96.9Cartes du Cielによる)

 
20170505205334秒から61.7秒間撮影
望遠鏡:AL107PHTeleplusPro3002倍)
カメラ:EOS60Da(クロップ動画モード:640x480ピクセル)
露出時間:1/60sec
感度:ISO400
フレームレート:59.94fps
画像処理等:Registax2000フレーム中701フレームを自動選択してスタック、wavelet処理、PSEでレベル・彩度等調整
赤道儀:AZ-EQ6GT恒星時駆動放置
トリミング:190x190ピクセル(約120秒角)
 
 

イメージ 2


ISO3200に設定して衛星を見えるようにしました。左端がガニメデ、木星の右側のは近い方からイオ、エウロパです。
640x480ピクセル、ノートリミング)
 

こどもの日です。日中、遠出しましたが、ほとんど鯉のぼりを見かけることはありませんでした。時代の流れか、少子化か・・・。夕方の空は落ち着いていました。クレーターも細かなところがよく見えました。危機の海がいつもより丸く見えます。

 

イメージ 1

月齢:8.978AL107PH+2xTeleplusPRO300

20170505204600

月の位相:118.778°、月の輝面比:74.071
月の地心距離:389,506km、平均との比率:101.328%、月の高度:59.254°

 

 

イメージ 2

2017/05/05_20:46:00の月の自転軸(中央標準時 ΔT=68s

月の自転軸の北極方向角:24.153°
地球から見た月面中点の月面緯度:-1.598°、月面経度:6.412°

太陽から見た月面中点の月面緯度:-1.50°、月面経度:67.53°     

20170505_20h45m24s77_100_ISO400reg148%421wl03AT.tif
 

撮影日時:20170505204600ころ(画質JPG(L)45秒間の高速連写2回)

露出時間等:1/100秒(ISO400)で421枚位撮影し、Registax148枚を自動選択してスタック合成
望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)2xTeleplusPRO300
架台:AZ-EQ6GT放置駆動
カメラ:EOS 60Da、高速連写モード撮影
画像処理:Registaxでスタック・wavelet処理、PSE等でレベル・彩度調整等
トリミング:3315ピクセルx3315ピクセル(約35'×35'
場所 自宅スカイバルコニー観測所

その他

 
 

 前回のふたご座74番星の星食の時に、インターネットのNTPサーバーに同期した後でも、パソコンの時計とGPS世界時計のPPS信号との同期ずれが大きく、例えば、PPSパルスのLEDが、パソコンの時計でx23.6秒に発光した場合、それを23.0秒と補正すべきか、24.0秒とすべきか、いまいち確信が持てないという問題が生じました。そこで、その曖昧さを除くために、GPS世界時計の正分パルスで発光するLEDを追加しました。
 
 これまでのLEDは格安の接写リングの中に取り付けてありますが、追加LEDはその隣に並べて付けました。接写リング後方から見ると隅の方に並んでいることになります。ついででしたので、将来の拡張のため、3個並べておきました。PPSパルス用に最も高輝度な赤色LED、正分パルス用に青色LED、予備に緑色LEDとしました。記録をカラーモードにするとどれが発光したのか識別することができるかも知れません。
 
 以下に、実際に記録した画像の一部を示します。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8


 記録エリアは200x100ピクセル、記録モードはRAW8ビットです。
SharpCapのタイムスタンプ機能により、画面上端にパソコン内部時計基準の時刻が印字されています。
 
また、PPSパルス(160μ秒)が赤色、正分パルス(0.1秒)が青色で、発光の様子が記録されています。
 
PPSパルスは毎秒0.970秒頃に出ているようです。
 
正分パルスのLED(青)は、59.888秒のコマの最後付近から発光し始め、59.993秒のコマの最後あたりで消灯しています。
 
 59.969秒のコマには、それに加えてPPS信号のLED(赤)が重なっています。正分パルスは予告動作なので、正分パルス開始直後のPPSパルスが毎分の0.00秒になります。
 
 今回の改良で、パソコンの時計が少々ずれていても、曖昧さの無い測定ができるようになったものと期待できると思います。
 
 晴れれば、週末に2重星のポリマ食です。
 
 

 夕方、まだ完全には暗くなっていないですが、高度が高いほうがきれいな像が得られるようです。月はふたご座を過ぎたところで、きれいな像が見えていました。ひとつひとつのクレーターのどれも見飽きません。
 
イメージ 1

月齢:5.901AL107PH+2xTeleplusPRO300
20170502日18時5400
月の位相:81.085°、月の輝面比:42.252
月の地心距離:374,553km、平均との比率:97.438%、月の高度:62.303°
 
 
 
イメージ 2

2017/05/02_18:54:00の月の自転軸(中央標準時 ΔT=68s
月の自転軸の北極方向角:14.577°
地球から見た月面中点の月面緯度:2.971°、月面経度:6.388°
太陽から見た月面中点の月面緯度:-1.45°、月面経度:105.08°   
 
撮影日時:20170502185400ころ(画質JPG(L)45秒間の高速連写2回)
露出時間等:1/60秒(ISO400)で433枚位撮影し、Registax152枚を自動選択してスタック合成
望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)2xTeleplusPRO300
架台:AZ-EQ6GT放置駆動
カメラ:EOS 60Da、高速連写モード撮影
画像処理:Registaxでスタック・wavelet処理、PSE等でレベル・彩度調整等
トリミング:3315ピクセルx3315ピクセル(約35'×35'
場所 自宅スカイバルコニー観測所
その他
 
 

いよいよGWです。時々天候が不安定になりますが、大きく崩れもしないようです。夜になると湿度が高く結露しやすくなっており、温度順応させる時に注意が必要です。

赤道儀はカバーをして屋外放置してありますが、これから気温も湿度も高くなってくるので、対策が必要です。まずは熱線反射シートを準備したいと思います。

 

イメージ 1

月齢:3.960AL107PH+2xTeleplusPRO300

20170430201900
月の位相:55.482°、月の輝面比:21.667
月の地心距離:365,501km、平均との比率:95.083%、月の高度:25.613°
 



イメージ 2

2017/04/30_20:19:00の月の自転軸(中央標準時 ΔT=68s

月の自転軸の北極方向角:3.340°
地球から見た月面中点の月面緯度:5.346°、月面経度:4.486°

太陽から見た月面中点の月面緯度:-1.42°、月面経度:128.80°   

20170430_20h18m39s82_20_ISO400reg133%378wl03A2TR.jpg

撮影日時:20170430201900ころ(画質JPG(L)45秒間の高速連写2回)

露出時間等:1/20秒(ISO400)で378枚位撮影し、Registax133枚を自動選択してスタック合成
望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)2xTeleplusPRO300
架台:AZ-EQ6GT放置駆動
カメラ:EOS 60Da、高速連写モード撮影
画像処理:Registaxでスタック・wavelet処理、PSE等でレベル・彩度調整等
トリミング:3315ピクセルx3315ピクセル(約35'×35'
場所 自宅スカイバルコニー観測所


 
 

 木星の観望好機で、南の空に落ち着いた光を放っています。まだ、ゆっくり見ている機会がないのですが、今後数年間は赤緯が低くなり条件が悪くなりますので、見ておきたいです。C11では電動フォーカサーの準備ができていないので眼視はともかく撮影はまだできていません。こちらも早く進めたいです。
 
 
イメージ 1

木星(中央点経度122.9°(体系Ⅱ))(正立像)
 
20170429002121秒から49.1秒間撮影
望遠鏡:AL107PHTeleplusPro3002倍)
カメラ:EOS60Da(クロップ動画モード:640x480ピクセル)
露出時間:1/60sec
感度:ISO200
フレームレート:59.94fps
画像処理等:Registax2000フレーム中301フレームを自動選択してスタック、wavelet処理、PSEでレベル・彩度等調整
赤道儀:AZ-EQ6GT恒星時駆動放置
トリミング:190x190ピクセル(約120秒角)
 
 

イメージ 2

ISO3200に設定して衛星を見えるようにしました。左端がガニメデ、木星のすぐ右側がイオ、右端近くで暗いのがエウロパです。
640x480ピクセル、ノートリミング)
 

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