星は空の彼方、月よりも遠く

晴観雨作、晴れたら星空観望、降れば望遠鏡工作、永遠のビギナーを抜けられず、日々悶々としています。

November 2016

(屋根裏改造は、家族の心配を考慮して、プロのリフォーム屋さんにお願いしています。)
 
下の写真は、屋根裏というか、本当の屋根を下から見ているところです。
 
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本日、ついに、裏の裏が見えるようになりました。見る角度が変わって分かりづらいですが、上の写真の右上半分くらいの屋根の部分を切り取ったところです。屋根の裏の裏、つまり瓦側が見えるようになりました。
 
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この写真を写すために立っている部分はロフトになる予定で、新たに屋根を作ります。
そして、現在見えている瓦の部分は、更に切り取って上部がオープンなバルコニーになる予定です。楽しみです。
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(屋根裏改造は、家族の心配を考慮して、プロのリフォーム屋さんにお願いしています。)
 
屋根裏スペースは、小屋根組の柱の位置を調整して、ロフトとして使用できる空間の使い勝手の改良を進めています。
柱を外して補強する前でしたが、明け方、携帯の緊急地震速報が鳴り響き、大丈夫かなと心配してしまいました。結果的には、当地では震度4で、多少、立て掛けてあった柱や小物が棚から落ちたくらいでしたが、屋根の強度が低くなっている時だけに、地震が治まるまでドキドキでした。
 
室内に有ったクローゼットスペースは取り除いて、天井から屋根裏への開口部を大きく切り開いています。
 
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小屋根組の柱を一部取り除いて、床を張っています。

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屋根の尾根の合わさっている部分には、支柱が立っていましたが、現在調整中で柱がありません。
 
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地震でズレてしまっていないか心配でしたが、見たところは大丈夫なようでした。



断捨離というほどではないのですが、屋根裏スペースに溜め込んでいた雑誌の整理をしました。古いものは50年位前のもので、なかなか懐かしいのですが、冊数を考えると今後目を通す機会はほぼないと考えて、思い切って整理しました。「天文ガイド」などはいざとなれば図書館で閲覧可能な雑誌だと思います。さすがに「宇宙(時代)」誌は無理かもしれませんが、「天文と気象」はなんとかなると思います。「天文観測年表」は、思い出も深いのですが、一部欠巻があるのと、必要なデータ類は大抵入手可能です。
単行本、特集号は残しました。なかなか捨てきれないです。
 
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次の満月(1115日)は、今年のスーパームーンになります。
この月もかなり大きいのですが、もう少しだけ大きくなります。

2016年は、マイクロムーンが曇ってしまいましたし、スーパームーンもどうも曇りそうなので、比較写真は次の機会に狙いたいと思います。同じ年のスーパームーンとマイクロムーンの写真を並べて撮影するのはなかなか機会に恵まれないのかも知れません。

 

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月齢:12.801AL107PH+2xTeleplusPRO300

20161112215300
月の位相:150.930°、月の輝面比:93.701
月の地心距離:360,184km、平均との比率:93.700%、月の高度:59.688°

 

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2016/11/12_21:53:00の月の自転軸(中央標準時 ΔT=68s

月の自転軸の北極方向角:-22.938°
地球から見た月面中点の月面緯度:4.355°、月面経度:-3.962°

太陽から見た月面中点の月面緯度:1.44°、月面経度:25.10°      

 

撮影日時:20161112215300ころ(画質JPG(L)45秒間の高速連写)

露出時間等:1/160秒(ISO400)で196枚位撮影し、Registax136枚を自動選択してスタック合成
望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)2xTeleplusPRO300
架台:AZ-EQ6GT放置駆動
カメラ:EOS 60Da、高速連写モード撮影
画像処理:Registaxでスタック、wavelet処理、DPPでトーンカーブ調整等
トリミング:3315ピクセルx3315ピクセル(約35'×35'
場所 自宅ベランダ観測所

その他

 
 

木枯らし1号が吹いています。かなり寒くなってきました。空は比較的澄んでいますが気流状態はかなりひどくボケボケです。
コペルニクスやティコが夜明けです。秤動の関係でコペルニクスがいつもより真ん中に見えます。

 

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月齢:9.667AL107PH+2xTeleplusPRO300

20161109184010

月の位相:109.252°、月の輝面比:66.486
月の地心距離:376,941km、平均との比率:98.059%、月の高度:45.592°

 

 

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2016/11/09_18:40:10の月の自転軸(中央標準時 ΔT=68s
月の自転軸の北極方向角:-23.214°
地球から見た月面中点の月面緯度:-0.407°、月面経度:-7.414°
太陽から見た月面中点の月面緯度:1.41°、月面経度:63.17°      
 
20161109_18h40m02s97_80_ISO400reg312%446wl03.tif

撮影日時:20161109184010ころ(画質JPG(L)45秒間の高速連写を2回)

露出時間等:1/80秒(ISO400)で446枚位撮影し、Registax312枚を自動選択してスタック合成
望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)2xTeleplusPRO300
架台:AZ-EQ6GT放置駆動
カメラ:EOS 60Da、高速連写モード撮影
画像処理:Registaxでスタック、wavelet処理、PSEでトーンカーブ調整等
トリミング:3315ピクセルx3315ピクセル(約35'×35'
場所 自宅ベランダ観測所
その他
 
 
 
 

上弦直前になりますが、中央部の大きなクレーター群が見えてきています。クレーターの縁の影が長く伸びている様子など高倍率で見ても飽きないものです。

 

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月齢:7.718AL107PH+2xTeleplusPRO300

20161107195300
月の位相:85.567°、月の輝面比:46.136
月の地心距離:388,604km、平均との比率:101.094%、月の高度:28.550°

 

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2016/11/07_19:53:00の月の自転軸(中央標準時 ΔT=68s
月の自転軸の北極方向角:-17.040°
地球から見た月面中点の月面緯度:-3.236°、月面経度:-7.312°
太陽から見た月面中点の月面緯度:1.39°、月面経度:86.89°      
 

撮影日時:20161107195300ころ(画質JPG(L)45秒間の高速連写、2回)

露出時間等:1/50秒(ISO400)で426枚位撮影し、Registax299枚を自動選択してスタック合成
望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)2xTeleplusPRO300
架台:AZ-EQ6GT放置駆動
カメラ:EOS 60Da、高速連写モード撮影
画像処理:Registaxでスタック、wavelet処理、PSEでトーンカーブ調整等
トリミング:3315ピクセルx3315ピクセル(約35'×35'
場所 自宅ベランダ観測所
その他
 
 
 

気流状態はやや悪い方でした。ここのところ、ときおり雲が出るものの比較的良い天候が続いています。
だんだん月齢も進んできて、アルタイ断崖やテオフィルスやポシドニオスなど有名なクレーターなどが見頃です。秤動の関係では残念ながら裏側は向こう側に回ってしまっています。満月過ぎには逆位相になるので、楽しみにしたいと思います。

 

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月齢:6.667AL107PH+2xTeleplusPRO300

20161106183920

月の位相:73.364°、月の輝面比:35.685
月の地心距離:394,020km、平均との比率:102.503%、月の高度:29.621°

 

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2016/11/06_18:39:20の月の自転軸(中央標準時 ΔT=68s
月の自転軸の北極方向角:-12.341°
地球から見た月面中点の月面緯度:-4.481°、月面経度:-6.706°
太陽から見た月面中点の月面緯度:1.39°、月面経度:99.69°      
 

撮影日時:20161106183920ころ(画質JPG(L)45秒間の高速連写)

露出時間等:1/40秒(ISO400)で417枚位撮影し、Registax294枚を自動選択してスタック合成
望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)2xTeleplusPRO300
架台:AZ-EQ6GT放置駆動
カメラ:EOS 60Da、高速連写モード撮影
画像処理:Registaxでスタック、wavelet処理、DPPでトーンカーブ調整等
トリミング:3315ピクセルx3315ピクセル(約35'×35'
場所 自宅ベランダ観測所

その他

 
 

やや高度が低いですが、夕方見やすい位置に来ています。このくらいの月齢から陰影の濃いクレーターが楽しめます。

 

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月齢:5.638AL107PH+2xTeleplusPRO300

20161105175740
月の位相:61.702°、月の輝面比:26.297
月の地心距離:398,431km、平均との比率:103.650%、月の高度:27.711°

 

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2016/11/05_17:57:40の月の自転軸(中央標準時 ΔT=68s
月の自転軸の北極方向角:-7.163°
地球から見た月面中点の月面緯度:-5.449°、月面経度:-5.846°
太陽から見た月面中点の月面緯度:1.38°、月面経度:112.22°    
 

撮影日時:20161105175740ころ(画質JPG(L)45秒間の高速連写)

露出時間等:1/40秒(ISO400)で212枚位撮影し、Registax149枚を自動選択してスタック合成
望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)2xTeleplusPRO300
架台:AZ-EQ6GT放置駆動
カメラ:EOS 60Da、高速連写モード撮影
画像処理:Registaxでスタック、wavelet処理、DPPでトーンカーブ調整等
トリミング:3315ピクセルx3315ピクセル(約35'×35'
場所 自宅ベランダ観測所

その他

 
 

 みずがめ座にありますが、特に星団ということではなく、星群とされています。何かの間違い、している意見もあるそうです。取り敢えず、こういうものがあるということだけ記録しておきます。

 

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M73NGC6994
星座:みずがめ座、種別:星群

赤経:20h59.0m 、赤緯:-12°38'

視等級:9.0mag、視直径: 3'

距離:不明

 

撮影時刻:20161103200751秒>204008秒(最初と最後の画像の露出開始時刻)
露出時間等:約59sec露光で30枚撮影(総露出時間:29min30sec
撮影光学系:AL107PH直焦点(D107mmf700mm
カメラ:EOS60DaISO)(RAWJPGL))、CLS-CCDフィルター(ボディ内)
架台等:AZ-EQ6GT恒星時駆動+M-GENガイド(+ディザリング)
画像処理:DSSLight30枚、Dark30枚、Flat0枚)スタック合成処理後、PSEでトーンカーブ、彩度調整等
トリミング:2850ピクセルx2850ピクセル(約1°×1°)
撮影場所:自宅ベランダ観測所

 

 

ペルセウス座にあるM34は視直径30′と大きめで、明るい散開星団です。散開星団の場合、やや短めの焦点距離のレンズのほうが感じが出そうです。天の川の中なので、背景にも多くの星があります。ペルセウス座には、メシエ番号がついていないけれど有名な二重星団(h-χ)があるので、注目度ではちょっと損しているかも知れません。比較的明るい星が散らばっており、低倍率できれいに見える星団です。

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M34NGC1039

星座:ペルセウス座、種別:散開星団

赤経:02h42.0m 、赤緯:+42°47'

視等級:5.5mag、視直径: 30'
距離:1430光年

撮影時刻:2016年月日215409秒>222646秒(最初と最後の画像の露出開始時刻)
露出時間等:約59sec露光で30枚撮影(総露出時間:29min30sec
撮影光学系:AL107PH直焦点(D107mmf700mm
カメラ:EOS60DaISO)(RAWJPGL))、CLS-CCDフィルター(ボディ内)
架台等:AZ-EQ6GT恒星時駆動+M-GENガイド(+ディザリング)
画像処理:DSSLight30枚、Dark30枚、Flat0枚)スタック合成処理後、PSEでトーンカーブ、彩度調整等
トリミング:2850ピクセルx2850ピクセル(約1°×1°)
撮影場所:自宅ベランダ観測所

 

M72はみずがめ座にある球状星団ですが、小さく暗いので、表現の仕方が難しいです。なかなか見つけにくいです。
 

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M72NGC6981
星座:みずがめ座、種別:球状星団
赤経:20h53.5m、赤緯:-12°32' 
視等級:9.4mag、視直径: 6'
距離:62000光年
 
撮影時刻:20161103190502秒>193737秒(最初と最後の画像の露出開始時刻)
露出時間等:約59sec露光で30枚撮影(総露出時間:29min30sec
撮影光学系:AL107PH直焦点(D107mmf700mm
カメラ:EOS60DaISO)(RAWJPGL))、CLS-CCDフィルター(ボディ内)
架台等:AZ-EQ6GT恒星時駆動+M-GENガイド(+ディザリング)
画像処理:DSSLight30枚、Dark30枚、Flat0枚)スタック合成処理後、PSEでトーンカーブ、彩度調整等
トリミング:2850ピクセルx2850ピクセル(約1°×1°)
撮影場所:自宅ベランダ観測所
 
 

M30は山羊座にあるこぢんまりとした球状星団です。南に低くあまり目立ちません。望遠鏡の温度順応が足りなかったようで、星像がだんだんボケてしまったようです。
 
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M30NGC7099

星座:やぎ座、種別:球状星団

赤経:21h40.4m、赤緯:-23°11'

視等級:8.4mag、視直径: 6'
距離:41000光年


撮影時刻:20161103181437秒>184708秒(最初と最後の画像の露出開始時刻)
露出時間等:約59sec露光で30枚撮影(総露出時間:29min30sec
撮影光学系:AL107PH直焦点(D107mmf700mm
カメラ:EOS60DaISO)(RAWJPGL))、CLS-CCDフィルター(ボディ内)
架台等:AZ-EQ6GT恒星時駆動+M-GENガイド(+ディザリング)
画像処理:DSSLight30枚、Dark30枚、Flat0枚)スタック合成処理後、PSEでトーンカーブ、彩度調整等
トリミング:2850ピクセルx2850ピクセル(約1°×1°)
撮影場所:自宅ベランダ観測所

 

 

月の下には金星(左)と土星(右)が輝いています。これから金星は段々と太陽から離れ(東方最大離角2017/01/12)、大きく、明るく(最大光度2017/02/17)なります。

 

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撮影日時:20161103173240ころ

露出時間等:4秒(ISO400
レンズ:AiNikkor 35mmF24
架台:AZ-EQ6GT放置駆動
カメラ:EOS 60Da
画像処理:RAW画像をDPPでトーンカーブ調整等
トリミング:2000ピクセルx3000ピクセル
場所 自宅ベランダ観測所

その他

 

 

地球照の撮影はなかなか難しいです。HDRなどのやり方を勉強してみたいと思います。

 

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撮影日時:20161103173730ころ

露出時間等:4秒(ISO400
望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)2xTeleplusPRO300
架台:AZ-EQ6GT放置駆動
カメラ:EOS 60Da
画像処理:RAW画像をDPPでトーンカーブ調整等
トリミング:4000ピクセルx3200ピクセル
場所 自宅ベランダ観測所
その他
 
 

毎年、秋の夕方には細い月がベランダから見えます。真西方向が見えないので、他の季節にはこの月齢の月は見にくいです。高度が低いので気流状態はよくありません。

 

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月齢:3.614AL107PH+2xTeleplusPRO300

20161103172300
月の位相:39.300°、月の輝面比:11.308
月の地心距離:404,270km、平均との比率:105.169%、月の高度:19.726°


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2016/11/03_17:23:00の月の自転軸(中央標準時ΔT=68s

月の自転軸の北極方向角:3.598°
地球から見た月面中点の月面緯度:-6.528°、月面経度:-3.650°
太陽から見た月面中点の月面緯度:1.37°、月面経度:136.90°    
 
 

撮影日時:20161103172300ころ(画質JPG(L)45秒間の高速連写)

露出時間等:1/25秒(ISO400)で194枚位撮影し、Registax136枚を自動選択してスタック合成
望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)2xTeleplusPRO300
架台:AZ-EQ6GT放置駆動
カメラ:EOS 60Da、高速連写モード撮影
画像処理:Registaxでスタック、wavelet処理、DPPでトーンカーブ調整等
トリミング:3315ピクセルx3315ピクセル(約35'×35'
場所 自宅ベランダ観測所

その他

 
 

 

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