星は空の彼方、月よりも遠く

晴観雨作、晴れたら星空観望、降れば望遠鏡工作、永遠のビギナーを抜けられず、日々悶々としています。

June 2016

いくつかのニュースソースによれば、西村氏が610日に12等級の新星をさそり座で発見したとのことでした。
位置は、赤経:17h38m19.22s、赤緯:-37°2507.8″(2000年分点)とのことで、かなり南に低い位置にあり、12等級という暗さ、さらに月齢の関係など、条件はかなり厳しく見るのは無理かと思っていました。
しかし、23日の夜は意外と澄んだ空だったので、急いで撮影してみました。かなりいい加減な写真になってしまいましたが、なんとか写っていました。
直焦点(ややトリミング)では、1°×1.5°の視野ですが、右上にある明るい星がさそり座λ星(シャウラ)です。尾の毒針の位置ですね。

 
イメージ 1

これだとわかりにくいので、約25′×25′の部分をトリミングしました。
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発見時に近い頃の他の人の写真を見ると、新星のすぐ左上の星と同じくらいの明るさの写真もあるので、それを考えるとすでにやや暗くなってきているように思えます。

 
 
さそり座新星2016付近
撮影時刻:20160623232135-23時42分22秒の間
露出:約25sec露光で48枚撮影、DSSでスタック合成
撮影光学系:AL107PH直焦点、フィルター無し
カメラ:EOS60DaISO1600)(RAWJPGL))
架台等:AZ-EQ6GT恒星時駆動放置
画像処理:RAW画像をDSSLight画像48枚をスタック処理後、DPPPSEでトーンカーブ調整等
(*いい加減そろそろ、ちゃんとDarkFlat画像も入れて処理できるようにすべきですが、フラット光源作製に失敗してから意欲減退中です。)
トリミング:2850ピクセルx4275ピクセル(約1°×1.5°)
撮影場所:自宅ベランダ観測所
 
 

梅雨の合間に急にさわやかな天気になったりします。雲が時折通過するし、気流の条件もあまり良くありませんが、久しぶりなので評価1レベルアップの空でもありました。30分もしないうちに変化するので高度等の条件が良くなるまで待つこと無く取り敢えず撮影です。ベランダもきれいに拭かないと水たまりが残っています。

 

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月齢:18.461AL107PH+2xTeleplusPRO300

20160623230440
月の位相:217.260°、月の輝面比:89.795
月の地心距離:384,361km、平均との比率:99.990

 

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2016/06/23_23:04:40の月の自転軸(中央標準時 ΔT=68s
月の自転軸の北極方向角:-16.499°
地球から見た月面中点の月面緯度:-3.880°、月面経度:-5.167°
太陽から見た月面中点の月面緯度:-1.50°、月面経度:-42.42°   
 

撮影日時:20160623230440ころ(画質JPG(L)45秒間の高速連写)

露出時間等:1/125秒(ISO400)で207枚位撮影し、Registax145枚を自動選択してスタック合成
望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)2xTeleplusPRO300
架台:AZ-EQ6GT放置駆動
カメラ:EOS 60Da、高速連写モード撮影
画像処理:Registaxでスタック、wavelet処理、DPPでトーンカーブ調整等
トリミング:3315ピクセルx3315ピクセル(約35'×35'
場所 自宅ベランダ観測所

その他

 

 夏至の日の月です。満月から1日後で、薄雲に覆われた南東の地平線から赤い月が昇ってきました。夏至に満月付近ですから赤緯は最南近くです。満月の昨夜に撮影したかったのですが、ちらっと見えただけで曇られてしまいました。やや代用品的な一日後の月です。
見た目に近づけるためホワイトバランスは無調整です。

 

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月齢:16.427AL107PH+2xTeleplusPRO300
20160621221530
月の位相:192.799°、月の輝面比:98.758
月の地心距離:391,331km、平均との比率:101.803
 
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2016/06/21_22:15:30の月の自転軸(中央標準時 ΔT=68s
月の自転軸の北極方向角:-6.255°
地球から見た月面中点の月面緯度:-5.847°、月面経度:-4.776°
太陽から見た月面中点の月面緯度:-1.53°、月面経度:-17.61°   
 

撮影日時:20160621221530ころ(画質JPG(L)45秒間の高速連写)

露出時間等:1/60秒(ISO400)で184枚位撮影し、Registax129枚を自動選択してスタック合成
望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)2xTeleplusPRO300
架台:AZ-EQ6GT月速度駆動放置
カメラ:EOS 60Da、高速連写モード撮影
画像処理:Registaxでスタック、wavelet処理、DPPでトーンカーブ調整等
トリミング:3315ピクセルx3315ピクセル(約35'×35'
場所 自宅ベランダ観測所

その他

 
 
 

大きな黒点が右側にあります。1ヶ月前に見えていた肉眼黒点と同じものと思われますが、あまり変化なく経過しています。
タイトルを「黒点」にしていましたが、ほとんど黒点が見えないこともあるので、「太陽面」にすることにしました。このところ、長期的に見ても黒点が少なくなっているそうで、はやばやとマウンダー極小期の再来ではないかという人もいるそうです。昔なら黒点がないと見てもつまらなかったと思いますが、今なら、手軽に個人でも、様々な波長で観測できるので、それなりに面白いかもしれません。
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太陽黒点(AL107PH+2xTeleplusPRO300+ Orion製太陽用白色減光フィルター)

主画像撮影日時:20160618122332
(東西検出画像:20160618122444秒)
露出時間等:1/1000秒(ISO100)、RAW
望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)2xTeleplusPRO300
架台:AZ-EQ6GTトラッキング停止
カメラ:EOS 60Da、ホワイトバランスはオート
画像処理:RAW画像をDPPでホワイトバランス調整(中央部クリックバランス)し、1800x1200にリサイズ後、SunImageProcessで経緯度図を描画
場所 自宅ベランダ観測所

その他

晴れ間が見えないうちにいつの間にか満月直前です。晴れるとさすがに暑くなりました。全国各地で猛暑日になっているようです。今年の夏はどんなでしょうか。

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月齢:13.398AL107PH+2xTeleplusPRO300
20160618213330
月の位相:157.865°、月の輝面比:96.315
月の地心距離:400,748km、平均との比率:104.253
 
イメージ 1

2016/06/18_21:33:30の月の自転軸(中央標準時 ΔT=68s
月の自転軸の北極方向角:10.182°
地球から見た月面中点の月面緯度:-6.469°、月面経度:-2.779°
太陽から見た月面中点の月面緯度:-1.56°、月面経度:19.33°     
 
撮影日時:20160618213330ころ(画質JPG(L)45秒間の高速連写)
露出時間等:1/200秒(ISO400)で197枚位撮影し、Registax138枚を自動選択してスタック合成
望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)2xTeleplusPRO300
架台:AZ-EQ6GT放置駆動
カメラ:EOS 60Da、高速連写モード撮影
画像処理:Registaxでスタック、wavelet処理、DPPでトーンカーブ調整等
トリミング:3315ピクセルx3315ピクセル(約35'×35'
場所 自宅ベランダ観測所
その他
 
 
 
 

現在使用中の望遠鏡の接眼部は、次のような接続リングが付いています。2インチの接眼鏡が取り付けられ、周囲から3本のネジで固定されます。直接アイピース等の横を押すのではなく、金属の薄板(青銅系?)を間に挟んで押す構造(ふだんは写真ほど押すわけではありません)で、アイピースに傷がつきにくくなっています。

イメージ 1

 

ところが、そんなに厚い板ではないので、下の写真のような、テーパーの付いた2インチのTマウントアダプター等と組み合わせるとちょっと困ったことになります。

 

 
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しっかり止めようと固定ネジを強く締めると、薄板がテーパー部に馴染むように変形してしまい、ネジを緩めても、テーパー部が抜けにくくなってしまうのです。


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そこで、★コスモ工房様から、【T1215M68AM57B接続リング(OPL6)という接続リングを入手しました。いわゆる特注品は初めての経験でしたが、お問い合わせしてから、約3週間で手元に届きました。

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写真ではわかりづらいですが、ROTATING RING DX[7352]のすぐ左のローレットが付いたリングです。
 これを用いると、望遠鏡のドロチューブの直後のネジ(M68)がBORG標準のM57ネジに変換され、数多くのBORG系のリングが接続できるようになり、とても便利です。
 

 
★コスモ工房様ありがとうございました。
 
 
 

実家に帰っていましたが、長いこと行方不明になっていた(単にしまって忘れていた?)アイピースが出て来ました。タカハシの同焦点アイピースシリーズの、Or-25Or-18Or-12.5Or-5と、ニコンのH-25です。20年以上見つからなかったのですが、保存状態は良好で、奇跡的にほとんどカビも生えていませんでした。
時代的には、その後は、アメリカンサイズ31.7mmが主流となって、ツァイスサイズ24.5mmのものはあまり使われなくなってきています。また見かけ視界も広角が増えて、45°前後では物足りないでしょう。ハイアイポイントでもないです。でもシャープな星像は、それなりに素晴らしいものでした。
H-25は貼り合わせ面がないので太陽観測用に使っていました。
しばらく仕事や家庭生活が忙しく、見つからないままにしてしまい、その後再開した時には、広角ハイアイポイントのアメリカンサイズ31.7または50.8mmで揃え直してしまいました。
せっかく、無傷で出てきたので、改めてかつてのアイピースを見なおししてみたいと想います。
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半年前にファームウェアを0230にバージョンアップしました(http://blogs.yahoo.co.jp/thought_of_stars/17635214.html)が、その後、4月ころに、0240がリリースされていたようです。新たな機能としては、マニュアルに以下のように書かれています。2番目のものはよくわかりませんが、最初の項目が期待していた機能改良です。
 
2 Newfeatures in Fw. 02.40
o The polar alignment feature is nowavailable for mounts without DEC axis.
 
o Optional “focusing mask warning” featurefor AutoExposure to avoid telescope time to be wasted because of the forgotten(not removed) mask.
 
 ポタ赤のように、赤緯軸がない場合、調整が難しいことの問題を前に書きましたが(http://blogs.yahoo.co.jp/thought_of_stars/17760935.html等)、それが解決されたようです。
 
 0230では、星を少しだけ南に動かすことで方向をM-GENに教えていましたが、0240では、赤経駆動を少し遅く、または止めることによっても方向を教えることができるようになったようです。遅くするというのは、普通に星を追尾できている場合には、望遠鏡を東に動かすという動作指示になると思います。恒星時等速で東に動かすと言う動作指示は、ちょうど、赤道儀の駆動を止めることに相当します。
 
 また、オフアキシスガイダーのように、奇数枚のミラー(またはプリズム)がある場合、東西南北の関係が裏返しになるので、それもメニュー上で選択できるようになっています。芸が細かいですね。
 
 なお、M-GENのガイドポートのPin配置はST4互換なはずなので、手動で望遠鏡を動かさなくても、勝手にRA(-)に制御信号を出してくれればよいのではないか、という疑問は残ります。どなたか理由に心当たりのある方は教えていただけると嬉しいです。
 
 さて、ポタ赤は持っていないのですが、食指が動きそうです。
 

さそり座にある球状星団です。やや小振りですが、中央集光があり、メシエ単体の中でも彗星らしく見えるものということです。
 
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M80NGC6093Mel142
星座:さそり座、種別:球状星団
赤経:16h17m、赤緯:-22°57'
視等級:7.3、視直径:10'
距離:32600光年、直径:95光年
撮影時刻:201606月02214824-222047秒まで
露出:約120sec露光で15枚撮影、DSSでスタック合成
撮影光学系:AL107PH直焦点、CLDCCDフィルター
カメラ:EOS60DaISO2000)(RAWJPGL))
架台等:AZ-EQ6GT恒星時駆動+M-GENガイド(+ディザリング)
画像処理:DSSLight画像15枚、Dark画像7枚をスタック処理後、PSEでトーンカーブ、彩度調整等
トリミング:2850ピクセルx2850ピクセル(約1°×1°)
撮影場所:自宅ベランダ観測所
 
 
 

へびつかい座にある球状星団です。身もふたもない言い方ですが、ごく普通の球状星団です。へびつかい座の中央部で、西側から、M12M10M14と球状星団が並んでいますが、その中では一番小さいものです。
 
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M14NGC6402
星座:へびつかい座、種別:球状星団
赤経:17h37.6m、赤緯:-3°15'
視等級:5.7、視直径:11'
距離:30300光年、直径:100光年
撮影時刻:201606月02223116-230354秒まで
露出:約120sec露光で15枚撮影、DSSでスタック合成
撮影光学系:AL107PH直焦点、CLDCCDフィルター
カメラ:EOS60DaISO2000)(RAWJPGL))
架台等:AZ-EQ6GT恒星時駆動+M-GENガイド(+ディザリング)
画像処理:DSSLight画像15枚、Dark画像7枚をスタック処理後、PSEでトーンカーブ、彩度調整等
トリミング:2850ピクセルx2850ピクセル(約1°×1°)
撮影場所:自宅ベランダ観測所
 
 
 

火星と同じ光学系で撮影した土星です。AL107PH4枚レンズのPhoton3倍バーローレンズを付けてNexImage5mpです。

土星は自転していてもこのレベルの写真では模様の違いはわかりません。本体の大きさは火星とほぼ同じに見えますが、遠いだけ表面の輝度が低いです。トリミングサイズは輪の分大きくなりました。

 

 


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土星(視直径:18.5秒)(AL107PH+Photon3xBarlowNexImage5mp

撮影日時:20160603223743秒-224042
露出時間等:1/25秒、640x480で約3分間撮影した1629枚のJPG画像中からRegistax1141枚を自動選択してスタック合成、自動RGBアラインメント
望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)Photon3xBarlow
架台:AZ-EQ6GT恒星時駆動
カメラ:NexImage5mp
画像処理:Registaxでスタック処理後、wavelet処理(パラメータは試行錯誤)とRGB alignPSEでコントラスト等調整
トリミング:300ピクセルx200ピクセル
場所 自宅ベランダ観測所

その他:今回、方向調整の回転処理はしていません。

 
 
 
 

今夜はNexImage5mpで火星を撮影してみました。AL107PH4枚レンズのPhoton3倍バーローレンズを付けています。EOS60Daのクロップモードを用いた簡便なものと比べれば、一応、惑星専用の撮影システムですが、これまでは、パソコンの準備等の関係であまり使っていませんでしたが、写り具合の違いはどうでしょうか。

一番違うのは、NexImage5mpのピクセルサイズが2.2μm角と小さいことでEOS60Daと比べると空間分解能が約2倍になります。ノイズとしては不利ですが光学系には無理せずに倍率を稼げ、明るい像が得られる分でノイズの不利を相殺できるかもしれません。
また、TeleplusPRO300は結像系の拡大レンズですが、PHOTON3xバーローはアフォーカル系の拡大レンズであることも違いです。結像系では主レンズとの距離によって拡大率が変化しますが、アフォーカル系では位置によらず一定の拡大率となります。収差的にどちらが有利なのかはよく知りません。

地球と火星の自転周期の違いにより、見える風景がだんだん変わってきます。

 

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火星(中央子午線:276.21°、視直径:18.6秒)(AL107PH+Photon3xBarlowNexImage5mp

撮影日時:2016060322時56分54秒-225954
露出時間等:1/65秒、640x480で約3分間撮影した3136枚のJPG画像中からRegistax2195枚を自動選択してスタック合成、自動RGBアラインメント
望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)Photon3xBarlow
架台:AZ-EQ6GT恒星時駆動
カメラ:NexImage5mp
画像処理:Registaxでスタック処理後、wavelet処理(パラメータは試行錯誤)とRGB alignPSEでコントラスト等調整
トリミング:200ピクセルx200ピクセル
場所 自宅ベランダ観測所

その他:今回、方向調整の回転処理はしていません。

 
 

さそり座にある散開星団で、メシエ天体としてはかなり南に低い部類になります。
バタフライ星団という別称もあるようですが、そう言われてみれば蝶々のような形に見えなくもありません。胴体が右上から左下にあり、羽が左上と右下になるそうです。右上の、23個の星が固まっているところ2つを触覚に見立てるそうです。想像してみてください。
 
イメージ 1

M6NGC6405、バタフライ星団
星座:さそり座、種別:散開星団
赤経:17h40.3m、赤緯:-32°15'
視等級:4.2、視直径:25'
距離:1600光年、直径:12光年

撮影時刻:201606月03002406-005639秒まで
露出:約120sec露光で15枚撮影、DSSでスタック合成
撮影光学系:AL107PH直焦点、CLDCCDフィルター
カメラ:EOS60DaISO2000)(RAWJPGL))
架台等:AZ-EQ6GT恒星時駆動+M-GENガイド(+ディザリング)
画像処理:DSSLight画像15枚、Dark画像7枚をスタック処理後、PSEでトーンカーブ、彩度調整等
トリミング:2850ピクセルx2850ピクセル(約1°×1°)
撮影場所:自宅ベランダ観測所

 

 

 

球状星団で一番大きなものはM13ということになっていますが、明るさを含めた見た目の感じではM5の方が大きく見えるとも言われています。立派な見栄えをしています。左下の星はへび座5番星で2重星です。
 

イメージ 1

M5NGC5904
星座:へび座、種別:球状星団(V
赤経:15h33.6m、赤緯:+02°05'
視等級:5.95、視直径:23'
距離:24,500光年、直径:165光年
撮影時刻:201606月02210808-214036秒まで
露出:約120sec露光で15枚撮影、DSSでスタック合成
撮影光学系:AL107PH直焦点+CLDCCDフィルター
カメラ:EOS60DaISO2000)(RAWJPGL))
架台等:AZ-EQ6GT恒星時駆動+M-GENガイド(+ディザリング)
画像処理:DSSLight画像15枚、Dark画像7枚をスタック処理後、PSEでトーンカーブ、彩度調整等
トリミング:2850ピクセルx2850ピクセル(約1°×1°)
撮影場所:自宅ベランダ観測所
 
 
 

かんむり座T星(T CrB)が、現在増光中だそうです。
 
512日に一度撮影(http://blogs.yahoo.co.jp/thought_of_stars/17926431.html)しましたが、その後の様子です。
 
右上の明るい星がかんむり座ε星(εCrB)です。視野の広さは約1°×1.5°で、上が北です。あまり大きな変化はないようです。
イメージ 1

かんむり座T星付近
撮影時刻:20160602201211-204853秒の間
露出:約120sec露光で16枚撮影、DSSでスタック合成
撮影光学系:AL107PH直焦点、CLSCCDフィルター
カメラ:EOS60DaISO2000)(RAWJPGL))
架台等:AZ-EQ6GT恒星時駆動+M-GENガイド(+ディザリング)
画像処理:RAW画像をDSSLight画像16枚、Dark画像7枚をスタック処理後、DPPPSEでトーンカーブ調整等
トリミング:2850ピクセルx4275ピクセル(約1°×1.5°)
撮影場所:自宅ベランダ観測所
 
 
 
 

新月までもう少し間がありますが、明け方は白道が寝ているので月は高度12度くらいしか無く、隣家の屋根や電線に挟まれかげろうの中です。

 

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月齢:26.979AL107PH+2xTeleplusPRO300

20160603040020
月の位相:327.385°、月の輝面比:7.885
月の地心距離:361,482km、平均との比率:94.038

 

イメージ 2

2016/06/03_04:00:20の月の自転軸(中央標準時 ΔT=68s

月の自転軸の北極方向角:-18.994°
地球から見た月面中点の月面緯度:5.174°、月面経度:-1.066°

太陽から見た月面中点の月面緯度:-1.50°、月面経度:-148.31° 

 

撮影日時:20160603040020ころ(画質JPG(L)45秒間の高速連写2回)

露出時間等:1/40秒(ISO800)で313枚位撮影し、Registax219枚を自動選択してスタック合成
望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)2xTeleplusPRO300
架台:AZ-EQ6GT放置駆動
カメラ:EOS 60Da、高速連写モード撮影
画像処理:Registaxでスタック、wavelet処理、DPPでトーンカーブ調整等
トリミング:3315ピクセルx3315ピクセル(約35'×35'
場所 自宅ベランダ観測所

その他

 
 

最接近2日後の火星です。そんなに変わるわけではありませんが、最接近の時は天候に恵まれませんでした。今夜は、よく晴れていますが、気流は細かな早い変動の影響が大きくボケた感じです。
中央に見えているのは大シルチスです。

 

イメージ 1

火星(中央子午線:290.40°、視直径:18.6秒)(AL107PH+2xTeleplusPRO300+Extension Tube2個)

撮影日時:20160602231912
露出時間等:1/60秒、640x480クロップモード(約60fps)(ISO200)で約64秒間撮影し、JPG画像として抽出した約3842枚位の中からRegistax2690枚位を自動選択してスタック合成、自動RGBアラインメント

望遠鏡:AL107PH (D107mmf700mm)2xTeleplusPRO300+ Extension Tube 2

*テレプラスとカメラボディの間に接写リングを入れて拡大率を増加
架台:AZ-EQ6GT恒星時駆動
カメラ:EOS 60Da、ホワイトバランスは自動
画像処理:Registaxでスタック処理後、wavelet処理(パラメータは試行錯誤)とRGB alignPSEでコントラスト等調整
トリミング:200ピクセルx200ピクセル
場所 自宅ベランダ観測所

その他:今回、方向調整の回転処理はしていません。

 
 
 

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