夕方晴れていて月がきれいでしたが、家に帰るころには曇ってしまいました。その後、寝る前に外を見ると中天に煌々と月が輝いていました。変わりやすい天候です。この後、一旦天候が崩れて冬型になり、週末は期待できそうですが、満月直後なので対象が難しいです。
月は、秤動の関係で北極側が地球に向いています。プラトーの北側で光条が目立ってきているのは、アナクサゴラスというクレーターです。その左の欠け際にある中央丘のあるクレーターはピタゴラスですが、ちょっとギリギリです。
月齢:12.826(AL107PH+2xTeleplusPRO300)
撮影日時:2015年11月24日22時37分30秒ころ(画質JPG(L)で45秒間の高速連写)
その他
先ほど、「星空日誌 |天体写真の世界 by ryutao」http://blog.ryutao.main.jp/?eid=1039667 を読ませていただいたのですが、M-GENにドリフト法の極軸合わせ支援機能が追加される(された?)とのことです。
なお、これに出てくる、Scheinermethod というのは、一般に「ドリフト法」と呼ばれている極軸調整方法の開発者の名前(Julius Scheiner (1858 – 1913))にちなんだもののようです。(参考文献:「WCS –WebCamScheinern V1.31 日本語マニュアル」http://wcs.ruthner.at/Manual-JP.pdf )
ケプラー式望遠鏡を実際に最初に製作したらしい、Christoph Scheiner、(1575 – 1650)とは別人のようですね。
また、GooglePlayに、「Scheiner Calculator」というアプリが登録されており、これは、M-GENとおそらく同様アルゴリズムで、極軸合わせの計算をしてくれるもののようです。すでに多くの方がお使いになっているのかもしれません。
下り坂の空模様で、月には大きな暈がかかっていました。ぼんやりと雲を通して月が見え、朧月というのでしょうか。まあ、春ではないですが。こんな夜も良いでしょう。
月の位相:133.134°、月の輝面比:84.186%
月の地心距離:363,998km、平均との比率:94.692%
撮影日時:2015年11月22日21時43分40秒
その他
その他
くじゃく座、はちぶんぎ座
くじゃく座
ぼうえんきょう座、いて座、みなみのかんむり座
インディアン座
つる座
みずへび座
きょしちょう座
ほうおう座
みずへび座、レチクル座
エリダヌス座
かじき座と大マゼラン星雲(右中)、小マゼラン星雲(右下)
レチクル座
ほ座、テーブルさん座
とも座
がか座
りゅうこつ座
アルゴ座(とも、ほ、りゅうこつ、らしんばんの4つに分かれていますが)
天の南極、やや拡大
撮影日時:1987年06月27日18時25分~21時25分(現地時刻)
その他
南半球では、カシオペアや北斗七星の代わりに、南十字星を使って天の南極の方向を知ることが出来ます。誰でも知っていますよね。実際に見るとこんな感じです。右上の木の先あたりにやや傾いた南十字星があります。十字の長手方向が天の南極を指し示しています。
南十字星から天の南極
撮影日時:1987年03月07日04時24分~04時39分(現地時刻)
その他は同じ
何度か、天の南極付近を固定で撮影したので、極軸望遠鏡で合わせられそうです。ガイド撮影もしてみました。大体似たような構図です。空の明るさはいまいちです。南十字星の左下にケンタウルス座α、βも写っています。
南十字星から天の南極
撮影日時:1987年06月28日23時15分~23時35分(現地時刻)
その他
変わりやすい天候で、昨日は雨でしたが今朝は晴れていました。夕方にはかなり雲が多くなりましたが雲間から薄雲を通しての月面が見られました。コントラストが悪いですね。
虹の入江が夜明けを迎えています。コペルニクスはすでに全容を現しており、ティコの光条も見え始めています。
月齢:9.713(AL107PH+2xTeleplusPRO300)
撮影日時:2015年11月21日19時54分10秒ころ(画質JPG(L)で45秒間の高速連写)
その他
久しぶりに晴れたと思ったら薄雲がかかってしまいました。レンズも曇りそうです。
ちょうど上弦になり、いつものクレーター群の陰影が見事です。どうも、同じような位相の時に晴れ、また曇っているような気がします。
撮影日時:2015年11月19日19時58分40秒ころ(画質JPG(L)で45秒間の高速連写)
その他
肉眼でも地球照が見られましたが、撮影して見ると思いの外たくさんの星々が見られました。星を見やすくするため低照度部分のコントラストを強調したので月のゴーストやハローも目立ってしまいました。
月がまもなく近隣の屋根に隠れてしまいますが、東側の星たちはあと十分以内に星食が起こるような配置です。環境に恵まれた方は観測されたことと思います。
月の位置は赤経18h18m、赤緯-18°17′付近で、いて座の散開星団M24と重なるような位置です。今月26日はアルデバランの食がありますが、ちょうど満月という条件の悪さで観測は難しそうです。
撮影日時:2015年11月15日17時26分09秒(EXIFデータによる)
その他
撮影日時:1981年04月23日20時44分ころ(現地時刻)
その他
ヘロン島は、オーストラリアの東側の海岸沿いに数千キロに及ぶグレートバリアリーフの南端付近にあります。南緯23.4°、東経151.9°あたりです。
30年ぐらい前、仕事の関係で1年3ヶ月間シドニーにいたころ、休暇で1週間ほどその島ですごしました。シドニーからジェット機でブリスベーンまで行き、そこからプロペラ機に乗り換えてグラッドストンという小さな街まで行き、更にそこからヘリコプターで30分くらいのサンゴ礁の中にあるリゾート地です。
https://www.google.com.au/maps/@-23.440868,151.9138105,2748m/
島の名前のヘロン(Heron)というのは、鷺(さぎ)のことで、名前の通り、島のいたるところでサギをはじめとする鳥たちが啼いています。うるさいくらいです。鳥の糞の臭いが結構しますが、海岸はサンゴ礁起源の白浜でとても美しいところです。また、ウミガメの産卵地としても有名です。もちろんサンゴ礁でのシュノーケリングは、その趣味がある人には最高でしょう。
星を見ることに関しては、陸地から離れているので夜の水平線は真っ暗で適しています。やや問題があるとすれば、雲が地上の光で照らされることがないので、月のないときは雲が出てきてもそれと気づきにくく、星が見えなくなってようやく分かることでしょうか。それだけ暗いということです。危険は少ないようですが、夜行性の動物には要注意です。
家族連れで残念ながら赤道儀は持って行けなかったので、もっぱら静止撮影のみです。今ならば軽量で優秀なポタ赤も多いので楽しみは増えるでしょう。
(1)さて、南の星空へのあこがれは、いろいろ意見があると思いますがポピュラーなところでは南十字星でしょう。最初の写真は南十字星からカノープスにかけての星空です。
右下の明るい星がカノープスで、左上隅に南十字星があります。中央はちょうど偽十字あたりになります。左下に、超新星SN1987Aも写っています。
カノープスから南十字星
撮影日時:1987年03月24日21時ころ(現地時刻)
その他
(2)次に、南十字星を中央に入れてみました。
南十字星付近
撮影日時:?
以下同じ
(3)水平線から天の南極付近の日周運動です。南緯23.4°ですので、天の南極はあまり高度は高くありません。北半球ならハワイくらいでしょうか。
ヘロン島は空が暗くて、遠くを通行する船の灯り以外は水平線近くまで、真っ暗でした。カメラが1台しかなく、撮影しておきたいところはいろいろあるので、一つの対象にあまり時間をかけて撮影することが出来ず残念です。
天の南極~水平線
撮影日時:1987年03月28日21時42分~57分(現地時刻)
南十字星から天の南極を経て水平線付近
撮影日時:1987年03月24日21時14分~21時22分(現地時刻)
アケルナーからマゼラン星雲付近
撮影日時:1987年03月24日21時24分~21時34分(現地時刻)
撮影日時:1987年03月24日21時30分~21時40分(現地時刻)
天気予報では晴れのはずでしたが、朝起きて空を見ると月が朧です。周りを見渡すとそれほど濃くはないもの霧に包まれていました。霧を通しても月です。かなり欠けてきました。コペルニクスが半分くらい闇の中です。虹の入江も良いところです。クレーターが目立つのは南の方だけですね。嵐の大洋も、かけ際を見ると、微妙なシワ、褶曲が確認されますのでよく見てみましょう。
月齢:23.822(AL107PH+2xTeleplusPRO300)
撮影日時:2015年11月06日04時50分50秒ころ(画質JPG(L)で45秒間の高速連写)
その他
撮影日時:2015年 11月03日22時50分~約50分間(RAW画質で92枚連写)
よく晴れた明け方の空に、月、木星、火星、金星が並んでいました。月はどんどんとかけてゆきます。
夜になった月面の中に、アペニン山脈がそこだけ取り残されたかのように頂上が日に照らされています。露出を整えてしまうとわかりづらいかもしれませんが、肉眼で見ていると面白いです。
月齢:22.801(AL107PH+2xTeleplusPRO300)
月の位相:284.423°、月の輝面比:37.546 %
撮影日時:2015年11月05日04時20分00秒ころ(画質JPG(L)で45秒間の高速連写×2)
その他
3日の夜あたりから天気がよくなり、朝方には冷え込んで来ました。久々に望遠鏡がびしょびしょになってしまいました。ちょっと寝坊して空は明るくなりつつあります。金星と火星が近づいています。かなり光度差がありました。レンズも曇りそうでしたがなんとか堪えました。ヒーターとか乾燥空気とか考えないといけません。
下弦の月になりますが、秤動の関係で中央のクレーターが左に寄っています。透明度もよく大気も安定していましたが、途中から細かなブレが増えました。何か振動を拾っているのか、大気の揺らぎか、何でしょうか。茨城では4日に何回か地震がありましたが、時間が違うので、そのせいではないと思います。
月齢:21.843(AL107PH+2xTeleplusPRO300)
撮影日時:2015年11月04日05時20分30秒ころ(画質JPG(L)で45秒間の高速連写)
その他
日本からは見えませんでしたが、運良く、そのころシドニーに滞在していました。ただ、あまり情報がなく、新聞でも正確な位置がわかりませんでしたが、マゼラン星雲付近を撮影してみると、超新星特有のピンク色をした星があり、慣れるとすぐに分かるようになりました。
超新星の発見は2月23(24?)日だったので、およそ3ヶ月たったところです。光度はこの頃までに3等級まで明るくなりピークを迎えています。肉眼で見えた超新星としては300年ぶり以上だったようです。貴重なものを見ることが出来ました。
この超新星に起因するニュートリノが、カミオカンデ他で観測され、小柴先生の2002年ノーベル物理学賞受賞につながったものです。
超新星SN1987A(中央、上の明るい星はカノープス)
赤経:05h35m 28.03s (J2000)、赤緯:-69°16′11.79″ (J2000)
撮影日時:1987年05月18日18時38分~42分ころ(現地時刻)
撮影場所:シドニー郊外Penrhyn Ave付近の借家庭
その他
30年くらい前になりますが、シドニーに滞在していた頃、月食がありました。日食と違って月食の進行の様子は、世界中どこでもほぼ同じ(*1)ですが、地域の景色を入れるとそれなりの感じになります。
(*1)もちろん視差があるので、厳密には月の縁の見え方とか、皆既食中であれば背景の星空の位置も若干異なります。
月食は、月没帯食でしたが、適当な前景を入れようと、夜のシドニーの街をさまよいました。有名なオペラハウスから湾をはさんで東側のMrs. Macquarie's Chair付近の道路際から、月がシドニータワーの方向に見えるような場所を探して撮影しました。
リバーサルで写したものをデジタル化しています。
シドニータワーに寄り添う月食
撮影日時:1986年10月18日04時23分ころ(現地時刻)
撮影場所:シドニー市内Mrs. Macquarie's Chair付近の道路際
その他
天気予報ではそれほど悪くないはずでしたが、曇りました。少しの時間だけ雲間から見えたので撮影出来ました。三日月の夜明け位置と逆位相ですが、秤動の関係で、ふだん楕円形のクレーターがより丸く見えています。
撮影日時:2015年11月01日00時08分00秒ころ(画質JPG(L)で45秒間の高速連写)
その他